自分の使命（ミッション）に目覚めた日
大きな揺れがおさまり、グラウンドへ出る。
騒然とする場。
（東北だったのか。。）
そして、僕は、
真っ先に津波を警戒する。
東京湾から、約5kmのところに大学があったからだ。
僕は、
『2012』の映画を観たあと、防災の研究をした。
なので、
もし、起きたらどうするか。
何度も頭の中でシミュレーションをしていたことがあった。
（もし、津波が到達したら、あの建物へ友達みんなを連れてダッシュしよう）
幸いにも、千葉県の東京湾部では、
そんな大きな津波は無く、無事に済んだ。
余震が続く中、
大学のキャンパス内の建物に泊まることになり、
食料調達。
建物内には、だいたい100人くらいはいただろうか。
夜中もずっと、
ラジオを聴きながらいた。
自然災害とエネルギーの勉強をしていた僕にとって
原発のことが気になっていた。
ほとんど眠れずに、
夜が明け、
電車が動き出し、
家へ帰宅。
当時、スーパーマーケットでアルバイトをしていたのだが、
案の定、電話がかかってきた。
『真渡くん、今日、急遽、アルバイトに来られる？？』
そう、
スーパーマーケットが人で溢れかえっていたのだ！
年末年始が一番混むのだが、、
その10倍以上、人がいる。
棚にあった商品は、すべて無くなっている。
やっぱり、そうなるのか。。
数時間、レジを打った後、
バイト先の休憩室でテレビを観ていた。
そしたら、
福島の原発の爆発映像。
（マジか。。。）
実は、
僕のルーツは、福島県にある。
祖父母、
ご先祖様、全員が
福島県にいる。
『2012』の映画を観てから、
予習はしていたが、
本当に来るとは、、、
大学3年生の真渡一樹。
そこから、
自分の使命（ミッション）に目覚めることになる。
つづく。
